山桜酵母仕込みの日本酒 試飲会

おととしの春に、磯部の山桜の花びらを採取し、そこから抽出した酵母を使って仕込んだ日本酒が日の目を見たのは去年のひなまつりでした。
去年の日本酒づくりはこちらをご覧ください。
今年も新たな取り組みによる日本酒が真壁のひなまつりでデビューです。

その日本酒はというと、年末からNHKのニュースでも取り上げられていましたが、真壁高校の子どもたちが手がけたものです。
酵母はもちろん”山桜酵母”ですが、米は田植えから始まり、稲刈り、精米、仕込み、ラベルづくりなどほとんどの酒造りの工程を高校生たちが手伝ったそうです。

で、お酒はしぼれたのですが、銘柄やラベルなどを最終決定する前に、お酒のできを関係者で味わい、採取的な売り出し方の参考意見を聞こうということで試飲会となったわけです。
試飲会メンバーは、山桜酵母の採取に協力した、桜川のサクラの再興とそれを活用したまちおこしを実践している”サクラサク里プロジェクト”、我々桜川未来塾のメンバーなどなど、結構若手中心のメンツです。

山桜酵母仕込みの日本酒1
社長からこれまでの経緯を簡単にご説明いただいてから、試飲会です。
3種類の日本酒を商品化するということで、1、2,3番と順番をつけて試飲です。
情報は、山桜酵母とコシヒカリを使って醸造したということだけです。
批評できるほどの舌はないですし、、、鼻もちょっと、、、ちょっとドキドキです(^_^;)

でも、社長のほうから、甘いとか辛いとか苦いとか酸っぱいとかしょっぱいとか、そんなところでも良いので感想を聞かせてほしいということで、参加した人たちも気兼ねなく発言できました。というか、ヅケヅケと言い過ぎたでしょうか(^_^;)すみませんでした。

山桜酵母仕込みの日本酒2
当然高校生は飲めませんので!おじさんたちの辛口の批評をメモとりです。

山桜酵母仕込みの日本酒3
自分の感想と、記憶にある他の人の感想です。
まずは1番目
・甘味が少なくなった。
・味に雑味がある
・パンチがある。アルコールが強い感じ。
・昨年のものより甘味が弱くなった。
・香りがフルーティ
などなど、、、

それから2番目
・甘味が少なくなった。
・一番のものよりのど越しが良くなった。
・若干香が弱くなった。
などなど、、、

最後に3番目
・甘味が少なくなった。
・パンチがなくなった。
・熱燗で飲んでみたい。
・さっぱりしていて飲みやすい。
などなど、、、

山桜酵母仕込みの日本酒4
で、いくら試飲した感想を書いても実際に飲んでみないとわかりませんので、
答え合わせですが、
1番は、しぼったままの原酒で、アルコール度数も17度以上と強めです。
ただし、酵母が生きているので変質しますので、市場への流通は困難です。プレミア感はありますね。
2番は、原酒を65℃で加熱処理したものです。
市場への流通はできますが、強めのお酒ですので、量を飲んだりい続けて飲むようなおさけではないです。
3番は、熱処理をし、水を足したもので、通常流通するものです。
常温でも保存できますし、ポピュラーなものです。

山桜酵母、米、水、関係者、純桜川市産という話題性を差し引いても、おいしくいただける日本酒でした。
ひなまつりのデビューが待ち遠しいです。
桜の時期には地元名物としてお土産に買っていっていただきたいです。

実は、まだ銘柄やラベル、売値が決まっていないですが、今回の試飲会の意見を参考に雛祭りに間に合わせるそうです。
2月4日から真壁のひなまつりで販売開始です!

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山桜酵母仕込みの日本酒 試飲会 への4件のコメント

  1. 工場長 より:

    正直なトコロ、味はよく判断できませんでした。立派な舌持ってる
    わけでもないので(笑)
    高校生たちの頑張りには敬意を表します。あとは大人の出番ですな!!

    せかっくフェイスブックに挙げようとしていたのにスマホの操作
    ミスですべての画像が消えてしまいました・・・とほほ・・・

  2. ワンコ より:

    先程のNHKの首都圏ニュースで放映されていた酒蔵さんでしょうか?
    是非呑んでみたいのですが、通信販売も可能ですか?。

  3. スタッフ より:

    工場長さん>
    止められていた日本酒飲んでも大丈夫でしたね(^^)/

    ワンコさん>
    花の井 酒蔵さんのホームページでは商品を購入することができます。
    http://www.hananoi.jp/
    昨年作った『花の井 桜川』は購入することができるようです。

    ですが、今回の記事にある新しいお酒は今度の真壁ひなまつりがデビューとなりますので、それから販売されるのではないかと思います。

  4. ワンコ より:

    大変遅くなりましたが、情報を有難うございました。

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